CentOS6にownCloudを入れてみる

投稿者: | 2015-04-05

Dropboxは言わずと知れたクラウドストレージサービスでかなり便利なわけですが、無料ユーザーだと2GB程度しか使えなくて、有料ユーザーになるかどうか迷うところです。僕の場合はキャンペーンか何かを適用して無料スペースが4GBありますが、それでも足りなくなってきました。

そこでownCloudという、自前のサーバーに設置して利用するようなクラウドストレージサービスを試しに入れてみました。

ownCloud公式サイト | 法人企業向けファイル共有・オンラインストレージ

owncloudのいいところはオープンソースであるということ、プラグインが豊富であること、自前のサーバーに設置するので、容量の制限は自前のサーバのストレージ容量で決まる(多くの人は2GBよりもはるかに多いと思います)ということです。

ではメモしていきます。環境はさくらVPS1GでCentOS6です。

■用意するもの
Webサーバ(Apache)
PHP(owncloudはPHPで動作します)
データベース(任意。用意しなくてもowncloudにMarinaDBが入っていますが、僕はMySQLを用意しました。一説によるとMySQLのほうが速いらしい)
SSL証明書(https接続するため。OpenSSLを利用)

■Webサーバのセットアップ
これに関しては僕の記事を参考にしていただければ幸いです。ちなみにファイアウォールの設定でSSL用のポート番号も開けておくようにしておいててください。
エンジニアリングとかサイエンスとかの考察 : サーバセットアップまとめ

■PHPのセットアップ
PHPは以下のやつ
PHPの設定 | 初心者でもわかる!さくらVPS | Sakura VPS 設定マニュアル

■MySQLのセットアップ
実はここで軽くハマりました。owncloudはphp5.4以降で動作しますが、CentOS6では通常のyumアップデートだとphp5.3系までしか入りません。というわけで自分でphp5.4系を入れます。
CentOS に PHP 5.4 や PHP 5.5 をインストールする : まだプログラマーですが何か?

■SSL証明書の発行
自分のサーバにhttps接続をするためです。
OpenSSL で SSL 自己証明書を発行する手順 | WEB ARCH LABO
Apache httpd 2.2 に HTTPS (SSL/TLS) の設定をする (CentOS 6) | WEB ARCH LABO

■owncloudのインストール
owncloudをインストールします。問題なければすぐに終わります。
自分だけの専用クラウドストレージ「owncloud」を導入してみました
ここまでやればだいたい大丈夫だと思います。

■使用感
ウェブブラウザで見た場合にかなりレスポンスがモッサリしています。さくらVPS1Gってこんなに遅かったかなと思うほどです…
 
とはいえownCloud自体は無料ですので、Dropboxでストレージ容量に困ってる方やサーバでストレージが余ってる人はどうぞ。 

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