というわけでオンプレミスなHPEのサーバーにWindows Server 2019をインストールをしたい,ということで作業したのですが,USBメモリでインストール用ファイルを作るのに2.5時間くらいドハマリしてしまったたのとWindowsServer2019の資料が少ないので,誰かの役に立つかと思いメモ.
[2019/08/29下部追記あり.解決しました.一番楽なのはDVDにISOイメージ作ってあげるのが平和です]
サーバー機はHPEのDL20
Hewlett Packard Enterprise ProLiant DL20 Gen10
OSはいろいろ検討した結果WindowsServer2019 Essentialsの永久ライセンス版
Web上のMicrosoftライセンスセンターからisoファイルをダウンロード.
Windows10とかの要領でUSBメモリにダウンロードしてインストールしようとしたところ,HPEのOSインストール用のユーティリティ?で「選択したメディアからのインストールはサポートしてません」旨のエラー…DVDメディアからはできそうだけど,DVDドライブついてないし…
原因は
・ユーティリティではフォーマットがFAT32しか対応していない(isoをそのままコピーできない!)
らしい.なので最初はNTFSとかのフォーマットでisoイメージをUSBメモリにいれてやっていたのですが,上記エラーが出てうまく行かず…
困ってネットをさまよっていたところ,下記の記事を発見.
Windows Server 2016 をUSBメモリブートでインストールする | しょぼんブログ
Windows Server 2016 USBインストール – Qiita
FAT32フォーマットでディスクイメージが入るよう,Dismツールを利用して大きいファイルは分割していれる必要があったらしい…(こんなのわかるわけないでしょ…)
で,最後に下記コマンドを入力したところ,思わぬエラーが
dism /split-image /ImageFile:E:\sources\install.wim /SWMFile:D:\sources\install.swm /FileSize:4096
エラー:87
パラメーターが間違っています。
…
これ,WindowsServer2019の場合,install.wimファイルが4096MB以下だから分割ができないということでエラーが出ていたみたい.これに気づくのにも時間かかった…
というわけでFileSizeを3072とかにしてあげれば分割が成功した.
これでUSBブートすればWindowsのインストール画面がでました.
(このあとは未検証なので,また問題が起きるかも…)
[2019/08/29下部追記]
上記でUSBメモリからブートできたのですが,できたのかもしれませんが,HPEの公式セットアップツール?の「Intelligent Provisioning」を通してのインストール
(参考:HPE ProLiant サーバーGen10シリーズ- Windows Server 2016を自動インストールする方法)
ではないので,Intelligent Provisioning経由でできないかと探してみた.
ここで一旦問題を整理すると
– Intelligent Provisioningが?FAT32にしか対応していないため,NTFSやexFATで保存したWindowsのISOイメージは読み込めない
– しかしWindowsのISOイメージは4GBを超えるため,4GB 制限のあるFAT32では保存できない
で,USBメモリにISOイメージ作ってインストールするのは実質不可ということがわかりました.
そこでやったのは,iLOとかいう,リモートでサーバにアクセスできる機能で外部からサーバを操作し,その際に操作している側のファイルを仮想メディアとして設定してあげればOKでした.iLO使うにはサーバにLANケーブル挿してIPアドレスを取得させ,そこにリモートする側からWebブラウザ等の専用アプリを介してアクセスします.iLOはデフォルトでリモート操作できる機能なのでちょっと感心しました(その業界の人なら当たり前なのかな?)
と,半分自分に対するメモ書きなのでダラダラ書いてしまいましたが,同じ問題を抱えている人の一助となればと思います.
ピンバック: Windows Serverの設定メモ(随時更新) – システムデザイン研究