ビットコインはやってますね.
元トレーダーで作家の藤沢数希氏が参考にした本とのことだったので読んでみました.
Kindle版のみの販売です.多分.
紹介(Amazonから)
中本サトシの論文は何がかかれているのか?
中央機関も管理者もないのに、なぜビットコインは整合性を保てるのか?
ビットコインの「採掘」とはなにをしているのか?
ハッシュ関数、公開鍵暗号、ブロックチェーン、PoWなど
ビットコインについては見慣れないコンピュータサイエンスの用語が並びます。
本書は、これらの仕組みをゼロから解説した、本邦初のビットコインの原理の解説本です。0.はじめに
1.ビザンチン将軍問題
2.ビットコインの全体像
3.トランザクション(取引)
4.ハッシュ関数
5.マイニング(採掘)
6.善意の採掘者
7.終わりに アンドリーセンが夢想する未来
ビットコインの仕組みに絞って解説されています.仕組みに興味があったのでちょうど良かったです.
IT方面に詳しい人は意外とそんなに難しくない気がしました.手品のタネを知ってしまったときのようなもので「ああこれでいいんだ」という感覚です.というのも,ブロックチェーンを作るために公開鍵と秘密鍵を利用したデジタル署名と,ハッシュ(関数)を使うのですが,デジタル署名とハッシュはすでに確立されている技術だからです.
それにしてもこれを最初に考案した中本哲史とは何者なんでしょう.